黄変抜き

長年のご着用になられる着物であるからこその汚れ、それが黄変

しみや汚れは放置しておくと酸化して黄変(黄ばみ)します。黄変はとても頑固なため、丸洗いやしみ抜きでは落とせません。漂白作用のある薬品を使用して黄変を抜きますが、生地の色も共に抜けてしまいます。そこに色を掛けて、地色と同色に仕上げる高度な技術を必要とする修正です。

Info

「黄変直し」のできない一例

  • 襦袢と裏地(八掛・羽二重生地)・・・生地が薄く、染めの堅ろう性が低いため
  • 生地が古く(脆化して)弱っているもの
  • 黄変が進みすぎたもの(焼け焦げのような茶褐色に変色したもの)
  • 色掛けによって復元できないもの・・・先染め生地・細かい柄模様(江戸小紋・鮫小紋など)

黄変抜きの流れ

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タンスから取り出したら黄変が…

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薬品を使って黄変を抜くと地色まで抜けてしまいます

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でも安心、高度な色掛け技術で元通りに

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完成

黄変抜き動画

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